これまでに、銃に撃たれるなどして2人がけがをしていて、警察の説得が続いている。

付近は半径300メートルが規制され、事件発生から9時間ほどがたったが、男は銃を持ち、人質をとって、立てこもったまま。

周辺の住民の多くが、近くの学校に避難するなど、緊迫した雰囲気に包まれている。

27日午後9時すぎ、ふじみ野市大井武蔵野で、「バンバンという音がした」と110番通報があった。

現場の住宅では、50代から70代とみられる男が、猟銃のような銃を所持していて、40代の男性医師を人質にとり、立てこもっている。

人質の医師を含む数人が、男の家族が亡くなったため弔問に訪れた際に、トラブルになったとみられている。

人質の医師は、男の家の主治医で、けがをしているという情報もあるほか、看護師と介護士の男性2人が病院に搬送され、1人が銃で腹を撃たれ重傷、1人は顔に催涙スプレーをかけられ、軽傷という。

避難中の近隣住民「9時半ごろかな、すごい音がしたのね。バンバンという音がして、男の人の声で『痛い、痛い、痛い』って足バタバタしてた」

近隣住民「(警察官が)『今、銃の立てこもり事件がここで起こっていて』って、『猟銃を持っているから(銃弾が)200メートルは優に飛ぶから、 危険があるから(避難して)』って」

警察と男は話ができていて、警察は引き続き、男の説得にあたっている。