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[FF8考察]15年越しに再プレイしてストーリーの真相を考察・魔女の力はループしている[ファイナルファンタジーⅧ]

FF8,スーパー久しぶりにやり直しました。
その結果、かなり深いストーリだということが判明。
当時はこの素晴らしいストーリーの良さに気付いていなかった・・・情けない
 
やり終えてみて、大きく驚かされたストーリーの真相。
それは、FF8の世界で魔女の力がループしているということです。
 
『リノア=アルティミシア説(リノアル説)』
この説をまず前提とします。
リノアがエンディング後に、未来でアルティミシアとなってしまうという説です。言い換えると、スコールが倒したのは未来のリノアだったという悲劇!
※これについては別記事で詳しく説明しています。
上記のリンクもしくはこちらをクリックしてください。
 

『魔女の力はループしている』
リノアル説を肯定している方なら少なくとも、このストーリーがループもしくは並行世界になっているのではないかと感づかれているのではないでしょうか。
 
・まず『並行世界』説は私は否定します。
なぜなら、エルオーネの力は自分がいた世界の過去の時間に意識を飛ばす力であるからです。
スコールとラグナ(エスタ大統領時)が最初に会った時もラグナは、昔頭の中に入ってきた妖精さんはスコールだったのか!と言うシーンがあります。ということは、現在のスコールがとんだ過去は同じ時間軸の過去だったということがわかります。
よってFF8の世界に並行世界はないものと推測します。
 
エルオーネはこうも言っています「過去は変えられない。でも未来は変えられる」と・・・
意味深なセリフです。
・私が推しているのはループ説。
しかも、「魔女の力」だけがループしているというものです。
 
このように、魔女の力はアルティミシア(リノア)→イデア→アルティミシア(リノア)→イデアの時間の流れの中で魔女の継承が永遠に回っています。
よって、アルティミシアが死んだあとの世界にはもう魔女はいないことになります。(スコール、リノアが生きている時代よりも遥かに先の未来になりますが)
スコールたちは魔女の力を時間の中に閉じ込めたということ。
スコールは普通に人間の人生をおくっていつか死にます。
リノアは遠い未来にスコールに倒されて死にます。
よってこの二人はループはしていません。
ただし、魔女の力は同じ時間軸の中で永遠にループしています。
無限ループです。

ということは、アルティミシアがイデアに魔女の力を継承するたびに、魔女の力が増えていくことになります。
アルティミシア=リノアは3つの魔女の力をもっているためです。(一周前のアルティミシアの力+もともとのイデアの魔女の力+アデルの魔女の力)
 
この”一周前のアルティミシアの力”がループするたびに増幅していくことをお気づきになられましたか?
 
時間圧縮が始まって最初にたどり着く”始まりの部屋”にあるセーブポイントの数が魔女の力がループした回数だと
私は推測します。
 
アルティミシアが持っていた魔女の力だけは永遠にループしながら存在するのです・・・
でもそれは人類から見れば悲劇ではありません。
むしろループにすることで、人類は魔女の悪夢から解放される日が来るのです。まぁ、アルティミシアが死んだあとの遠い未来の人類が、ですけど。(そういう意味ではスコールとリノアは英雄ですね)
<余談>
よくリノアが、EDでスコールと再開した際に魔女の力がなくなったのでハッピーエンドだ!と解釈する方がおられます。
が、リノアに魔女の力がなくなったと伺えるところは何もありません。
愛の力で魔女の力がなくなった・・・?
と解釈するのは自由かと思います。
愛の力にしておけば、なんでもハッピーエンドでとおりますが、それではストーリとしてあまりにあっけなく、つじつまがあわず、しっくりこないので、リノアはED後も魔女の力をもっていると推測し、リノアル説が正しいと思っています。
<なぜアルティミシアは時間圧縮をしようとしたか>
 
・アルティミシアは遠い未来の魔女
魔女の寿命は人間と同じだけれど、魔女の力を継承しなかった場合生き永らえる
・魔女は騎士がいる間は良い魔女でいられるが、騎士がいないと悪い心の魔女になってしまう。
 
ゲーム本編で説明されていた上記の情報から推測します。
 
本編ED後、リノアは魔女の力を持ったままだがスコールと幸せに暮らす。しかし、魔女騎士スコールは何らかの理由で亡くなり(普通に老いてかも)、リノアに騎士がいなくなり悪い魔女になってしまった。SeeDに追われるうちにGFを使いスコールの記憶などもなくしていったリノア。また、魔女の力を何らかの理由で誰にも継承しなかったためいつしかリノアの意思はなくなり、完全なるアルティミシアとなる。
 
よって、アルティミシアにはほとんどリノアの意識はありません。
彼女の目的は過去に戻り”時間圧縮”をし未来、現在、過去すべてを圧縮すること。
なぜそんなことをしようとしているのか。
理由は二つ考えられます。
①ハイン※(魔女の力)が人間に支配されたこの世界をもう一度リセットさせたかったから。魔女が絶対の世界を作り直したかったから。
②リノアの意思がもともと「悪い魔女になったらスコールに殺してほしい。」と思っていたため。(悪い魔女になったとき、スコールになら倒されてもいいと思っている)時間圧縮させることによって本編のスコールに未来に来てもらい、倒してもらいたい。
 
どちらが本当の目的だったかはわかりせん。
ただ、②の目的は、最終的にスコールに倒されることにより、イデアとリノアの時間軸の中に魔女の力をループさせることができます。アルティミシアが倒された未来以降は魔女はなくなり、幸せな世界を作ることができる、リノアが自分以外にもうこのような辛い思いを繰り返してほしくないという気持ちから生み出された裏の目的なのかもしれません。
 
オダインも「理由は今となってはどうでもいい」といっているくらいなので、目的はあやふやなままですけれどね。
私は「今となっては」というセリフに深い意味があると思います。アルティミシア自身が当初の時間圧縮の本当の目的を、時の流れとGFの記憶障害のせいで、忘れてしまっているからではないかと私は思っています。
だから今となっては理由はわからなくなっているが、「時間圧縮をしたい」という意志だけがアルティミシアに残っているのではないでしょうか。
 
※ハインとは”神”のようなもの。遠い昔、自分を助ける道具として人間を作ったとされている。しかし人間が増えすぎて、人間の力に逆に負けてしまう。人間に魔法の力を受け渡すことで、人間との争いから何とか和解したが、人間の女性に乗り移り魔女として代々生き永らえている。人間を支配しなおす機会をひそかに伺っている。
<余談2>
アルティミシア(リノア)は時の流れのせいかGFの力のせいか、酷い記憶障害でスコールたちのことも忘れています。
しかし”物質”として残っていた”グリーヴァ”の指輪。その記憶だけは残っていると推測されます。そしてラスボス戦では、この指輪にジャンクションしたのだと考えられます。
あんなに好きだったスコールのことを忘れてしまっているアルティミシア・・・こんなに辛いストーリーはありません(;O;)
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<余談3>
約束の場所でリノアが、スコールはSeeDのリーダだから魔女の私のことを倒すよね?みたいなことをスコールに向かって言ったときですが、「俺はリノアにそんなことはしない」「俺の敵はリノアを苦しめる未来の魔女だ」とリノアに向かってラブラブ台詞を言います。
聞いていた当初はよくこんな恥ずかしいセリフをいえるな、スコールはラテン系ね。と思っていた程度でしたが(^_^;)
まさかスコールもその未来の魔女がリノアだとは思っていなかったんですよね。
しかも、リノアの前で「俺はリノアにそんなことしない」と言っておきながら、リノア(アルティミシア)をこの手で殺す日が来るとは・・・ぐあーー胸が痛くなって倒れてしまう―(;O;)
余談が多かったですが、話を元に戻すと、魔女の力はスコールとリノアのおかげで無限ループに入り、未来の人類は救われるということです。
 
「無限」といえばFF8の8、無限大、∞・・・
こんなとこからもこのストーリーが決まったのではないかと思ってしまいました・・・
 
あーだーこーだ妄想を述べてきましたが、
そもそも、FF8のテーマは「愛」と言われています!
ので本編はハッピーエンドで終わらせるべきだったとは思います(*^_^*)すばらしいエンディングのRPGでした。

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