１都３県まん延防止等重点措置適用要請 酒提供など詰めの調整
新型コロナウイルスの感染の急拡大をうけて、東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏の１都３県は１７日、まん延防止等重点措置の適用を国に要請し、飲食店での酒の提供の制限などで一致した措置を講じられるよう詰めの調整を進めています。
首都圏の１都３県は、「このまま急拡大が続けば医療提供体制のひっ迫に加え、社会インフラの基盤が揺らぐことも懸念されている」などとして、１７日国に対して、まん延防止等重点措置を適用するよう共同で要請しました。
具体的な措置をめぐり、１都３県は飲食店での酒の提供制限や営業時間の短縮などを検討しています。
また、関係者によりますと、大規模イベントを開催する場合は参加者全員に検査を行い、陰性の確認を求める案も出ているということです。
東京都の小池知事は１７日夜、記者団に対し「感染を止める一方で、社会活動をいかにして止めないようにするのか。この両方で連携して結果が出せるようにしていきたい」と述べました。
１都３県は、感染拡大に歯止めをかけて医療提供体制や社会・経済活動を維持するため、効果的で一致した措置を講じられるよう詰めの調整を進めています。